近年注目されている、林酒造場が醸す「林」というブランドをご存知でしょうか?
創業は1626年(寛永3年)、約400年の歴史を誇る富山県内最古の酒蔵です。主力銘柄は、長きに渡り地元で愛されている「黒部峡」と、次期当主であり現杜氏でもある林秀樹さんが蔵へ戻って立ち上げた「林」の2つ。後者の「林」は取扱店が限られた限定流通のお酒です。精米歩合55%の純米吟醸規格に全て統一し、全国各地の選りすぐりの酒米の個性を生かして醸す、林杜氏こだわりのブランドです。洗練された香りとキレの良い味わい、そして酒米の個性による味わいの違いをお楽しみいただけます。現在は全国約30軒の特約店にて販売されており、その美味しさから酒好きの間でフツフツと話題になっています。
そんな酒を醸す林酒造場へ「林」ブランドの取扱いのお願いをするために、先日富山県の蔵元まで行ってきました。三重県四日市市にあるKOBAから車を走らせること約5時間。富山県と新潟県の県境に位置する朝日町というところに同蔵はあります。蔵の背後には雄大な北アルプスが連なり、蔵の目の前にはヒスイ海岸として有名な日本海が広がっていました。杜氏の林さんに酒蔵の中を案内していただくと、昔ながらの土蔵造りでありながら、最新の設備も随所に見受けられます。「全ての酒を最高品質に」をモットーに、全量麹蓋を用いて麹を仕込むため手間暇がかかりますが、それを怠ることなく誠実に酒造りに取り組まれている林杜氏の姿勢は、さすがと言わざるを得ません。製造量を追うのではなく、手造りにこだわって旨い酒を醸すというお考えを伺い、そりゃ醸される酒も旨いハズだよな~と何度も頷きながら三重へ帰ってきたことを覚えています(^^)
後日、今度は林杜氏がKOBAへご来店くださり、KOBAの酒に対する想いや考えを改めてお話させていただいた結果、念願叶い10月から正規特約店として「林」を販売させていただけることになりました!ただいまのところ、東海地区唯一の特約店となるようです。
まだまだ生産量は多くありませんが、林杜氏からは「林ファンの皆様からの期待に応えるべく、今期は増産します!」と力強いお言葉を頂戴しております。これからの大活躍が楽しみな新たな旨喜酒、一献の価値大アリですよ\(^^)/