【真澄】長野県・宮坂醸造
信州の銘酒・・・【真澄】
長野県諏訪市元町1-1
蔵元HP
「真澄」のふるさと諏訪は、八ヶ岳・蓼科・霧ケ峰の山々に囲まれた盆地。澄んだ空気と水、極寒の冬と涼風の夏、四季折々に表情を変える諏訪湖、こんこんと湧く温泉。特に冬の寒さは厳しく、雑巾掛けした廊下が凍った、かつて諏訪湖の氷上で戦車の演習があった、酒屋の倉庫で酒が凍ったなど、寒冷地ならではのエピソードには事欠かない土地。この地に昔から伝わる、山奥から曳き出した巨木を諏訪大社とその末社の四隅に建てるという、七年に一度の「御柱祭」は有名です。
その地で育まれる「信州の銘酒・真澄」。創業は1662(寛文2)年。蔵元である宮坂家の先祖は諏訪を治める諏訪氏の家臣でしたが、戦国時代に酒屋となりました。江戸時代の逸話として、赤穂浪士の大高源吾が喉越しを絶賛したと伝わっており、拝領の盃や遺愛の印籠などが残されているそうです。「真澄」は江戸後期から使い始めたブランド名。酒名は諏訪大社の宝物「真澄の鏡」にちなんで名付けられました。
現在では品評会等で輝かしい受賞暦を誇る名門蔵ですが「真澄」の歴史を語るには欠かせられない人物がいます。それは現社長の祖父である宮坂勝氏と、当時の杜氏であった窪田千里氏の二人です。
江戸末期から大正時代までの「真澄」は全くの貧乏酒屋で、明治の一時期には借金の形に酒蔵を差し押さえられる悲哀も味わいます。大正中期、火の車だった家業を継いだ宮坂勝氏が、生き残るためには『日本一の美酒を醸す他なし』と意を固め、当時20代半ばだった若者を杜氏に抜擢。その若者こそが、後に名杜氏と呼ばれる窪田千里氏。ここから二人が掲げた『日本で一番美味い酒を造る』という、夢の実現への二人三脚が始まりました。“東に銘酒ありと聞けば取寄せてきき酒し、西に美酒ありと聞けば夜汽車で見学に行き”という日々が続きます。中でも広島県西条(現東広島市)の「賀茂鶴」には親身の指導をいただき、宮坂勝氏は酒が入ると、現社長の孫達に「賀茂鶴さんの陰口を言ったら家から追い出す」と繰り返し口にしていたそうです。永年の苦労の末、「真澄」が全国品評会で金賞を重ねるようになると、窪田杜氏は諏訪杜氏のリーダーとなります。「真澄」の宿舎には夜な夜な他社の杜氏や蔵人が押しかけ、まるで学校のようだったとか。
今でも、全国・国税局・県の清酒品評会は各蔵元が渾身の力を振り絞って戦う場となっています。受賞の有無は酒造業界内だけに留まらず広く一般にまで喧伝され、酒の販売に少なからず影響します。特に規模の小さな酒蔵にとって清酒品評会は、世間に名を知っていただくために重要な登竜門です。1950年代までは小さかった「真澄」も品評会で金賞の常連蔵となることで次第に飲み手の支持を得るようになりました。しかし、宮坂勝氏と窪田千里氏は、常々『品評会出品用の大吟醸を造るのは蔵人のトレーニング。大吟醸造りで技術を磨き、普通の酒を美味しくするのが最終目標だ』と言っていたそうです。この精神を元に蓄積された技が、今日の「真澄」の酒質に宿っているのです。
一冬の酒造りが終わると窪田杜氏は宮坂勝氏の処にやって来て、「身を粉にして造った酒だから大切に売ってください」と深々と頭を下げるのが常でした。宮坂醸造がこれまで「真澄」の販売を専門酒販店に絞って来たのはこのためです。
味や香りが個性的で、一口含んだお客さんに「これは面白いね~」と言わせるような酒を造るのは簡単。お客さんの意識から酒が消え、ふと気づくと徳利がごろごろ倒れている。「そんな真澄を造れ」というのが宮坂勝氏の口癖だったそうです。
今後も「真澄」は、一滴一滴に宮坂勝氏と窪田千里杜氏が確立した酒造りの哲学が感じられる酒を醸し続けていくことでしょう。
「宮坂醸造」は7号酵母発祥の蔵元としても有名です。「真澄」が全国清酒鑑評会で上位を独占した昭和21年、醸造試験所の山田正一博士が、真澄諏訪蔵で醗酵中のモロミから極めて優れた性質を備えた酵母を発見。「醸造協会酵母7号」と命名された真澄酵母はまたたく間に全国の酒蔵へ普及しました。発見当初の七号酵母は華やかな吟醸香を醸し出す酵母でしたが、長い間に少しずつ性格が変化し、現在では「落ち着いた香りとバランスのとれた味わい」の大人びた酒を醸し出す酵母となっています。発見から60年以上経た今でも、七号酵母は全国60%の酒蔵で活躍しています。この酵母によって、日本酒の品質が飛躍的に向上したのは言うまでもありません。「七号発祥の蔵元」という肩書きは同蔵にとって名誉なことである一方、「決して正道から外れた酒造りをする訳にいかない」という思いを駆り立たせ、酒質向上の糧にもなっています。
今、「真澄」には、叶えたい4つの夢があります。
一、上質な「真澄」を最適な状態でお客様へ。
一、「真澄」で食卓を和やかに。
一、人と街と地球に優しい酒蔵に。
一、日本酒を世界酒に。
先代が夢の実現に向かって走り続けたのと同じように、今の「真澄」も全力疾走しています。「極上の真澄」「ちょっと贅沢な真澄」「季節の真澄」「日々の真澄」どのタイプの酒もきっとご満足いただけます。「信州の銘酒・真澄」で素敵な時間をお過ごしください。
大人気!激ウマ!!超希少酒!!!
真澄 突釃(つきこし) 純米吟醸 生原酒 720ml
江戸時代に行われていた特殊な濾過方法により、空気に一切触れずに、圧力をかけずに、ゆっくりと自然に酒をにじみ出させました。もぎたての果実を想わせる透明感とジューシーな甘味と酸味(*゚▽゚*) 鼻孔をくすぐる爽やかな香りはブドウや桃を連想させ、ピチピチと弾ける口当たりは、この酒が生きていた時の姿をそのまま映し出します!仕込みタンク1本のうち、出荷されるのはわずか3%《゚Д゚》故に入荷数も極少量です・・・。お早めに!!
※ガス圧が高いため、開栓時にはご注意ください。
【 クール便 】
真澄 突釃(つきこし) 純米吟醸 生原酒 720ml
販売価格(税込)¥2,508
爽やかな酸味で涼みましょう!!
真澄 純米吟醸 すずみさけ
2019年より新発売された季節限定酒。もちろん7号酵母を使用しています。さらにこの日本酒、白麹を使用しているため、個性ある酸味が特徴的です!甘酸っぱい柑橘系の果実のような酸味を楽しめます。そして、その爽やかな酸味に引っ張られるがままに喉を通り、軽快で引き締まった飲み口を実現しています。
よく冷やしてお召し上がりください。
【 クール便 】
純米酒なのにスパークリング!
真澄 スパークリング
圧倒的な人気を誇るスパークリングな日本酒、しかも純米酒です。
フランスのシャンパー二ュと同じく本格的な製法「瓶内二次発酵」で造られています。
それを1年半以上もの間、熟成させた逸品です。
キリリとした辛口仕立て。和食にドンピシャ、お米の風味がふぁ~っと漂います。
キメ細やかな泡立ちをシャンパングラスでお楽しみ下さい。
クリスマスやお正月、お誕生日、おめでたい日にピッタリ。
「日本酒で乾杯!」「え~日本酒で~」って言ってる方を驚かす事、できますヨ。
真澄 スパークリング 750ml
販売価格(税込)¥5,500