【海・くじら】 鹿児島県・大海酒造
大いなる海の如く・・・【海】【くじら】
鹿児島県鹿屋市白崎町21番1号
蔵元HP
蔵は鹿児島県大隅半島の中央部に位置する鹿屋市にあります。鹿児島県内では鹿児島市、霧島市に次いで3番目の人口規模を有する都市です。年間平均気温17度と温暖な気候と豊かな自然を活かし、農業や畜産が盛んに行われています。さつま芋はもちろん、落花生や黒豚、養鶏などが特産品。海上自衛隊鹿屋航空基地がある地としても有名です。
その地に1967(昭和42)年1月、鹿児島県鹿屋市近郊の焼酎蔵9軒で共同瓶詰場を設立したのが大海酒造(株)の始まりです。半年後、もう1軒が加入し10蔵となり、「さつま大海」という新銘柄を立ち上げ、各蔵が持ち回りで製造、瓶詰め、販売をしていました。1975(昭和50)年、現在の大海酒造協業組合を設立すると共に、近代的な設備を整えた新工場を建設、造りも一本化し、今日に至っています。
同蔵の歴史は浅いですが、とても勢いを感じさせる蔵元です。熊本国税局並びに鹿児島県酒造連合会主催の鑑評会にて連続入賞、数々の受賞暦を誇り、今や実力、人気共に芋焼酎の本場・鹿児島を代表する蔵元と言っても過言ではないでしょう。
同蔵のいちばんの特徴は、県内で唯一、鹿児島ブランドとして指定されている、飲んでも美味しい垂水温泉水「寿鶴」を仕込み水に使用しているところ。日本有数の活火山である桜島の地熱を利用した浴用温泉水である「寿鶴」は、まろやかな飲み口のアルカリ性(pH9.4)のナチュラルミネラルウォーターです。そして、この水は温泉水ならではの有機ゲルマニウムやビフォアクロレラなど、身体にとても良いミネラル分を多く含んでいます。
ゲルマニウムとは古くから健康維持に良いと言われる朝鮮人参、霊芝、サルノコシカケ、ニンニクなどの植物にも含まれている成分です。そのゲルマニウムを「寿鶴」は、通常の温泉水のなんと100倍以上の量を含有しています。
「寿鶴」が美味しいのにはきちんとした裏付けがあります。お茶の葉を入れたカップを2ヶ用意し、1つに水道水、もう一つに「寿鶴」を入れてみると、「寿鶴」を入れたカップはたちまち色がお茶の色に変化し、10秒もたつと水道水を入れたお茶との見た目の差は歴然となります。これは、「寿鶴」がすばやくお茶の葉に浸透し、その中の成分を強力に抽出することができるからです。優れた浸透力と抽出力を持つ水は その分子構造(クラスター)が非常に小さいと考えられています。すなわち、この細かい分子構造こそ、「寿鶴」の舌に染み渡るような柔らかな旨み持つ美味しさの理由です。
焼酎も含め、飲料の基盤は水分。同蔵では仕込み水に「寿鶴」を使用することにより、美味しさと同時に身体にも優しい焼酎造りを実現しています。
原料のさつま芋は、蔵の地元・鹿屋の「さつま芋生産者組合」と契約栽培した、厳選された良質の芋のみを使用。銘柄ごとに芋はもちろん、酵母、麹を使い分け、1本1本丁寧に仕込む焼酎造りの総指揮を執るのは、黒瀬杜氏の下で技を磨き、経験を積んだ大牟田良行杜氏。1999(平成11)年に杜氏就任以来、『人に流されず自分の造りを』をモットーに温故知新の精神で妥協を許さない焼酎造りをしています。
まだ記憶にも新しい空前の焼酎ブーム。それまで臭いというイメージが強く、鹿児島県外では敬遠されていた芋焼酎が放った逆転満塁ホームラン。逆転のきっかけとなる先陣を切ったのはこの蔵元の芋焼酎であったことに間違いありません。
今後も「大海酒造」の焼酎は、蔵名の「大いなる海」の如く、飲み手に安らぎを与え続けてくれるでしょう。
今宵、「大海」の焼酎でホッとし大海? お粗末でした…。
25° くじら 新焼酎 <芋焼酎>
25° くじら 新焼酎 <芋焼酎> 1800ml
季節限定の『くじら』の新焼酎です。くじらがブリーチングしている、新焼酎限定の縦ラベルで登場です(*゚▽゚*)
25° 海からの贈りもの 2020 <芋焼酎>
その年毎の杜氏からのご提案焼酎です!
25° 海からの贈りもの 2020 <芋焼酎> 1,800ml
当店でも『海』『くじら』の銘柄でお馴染みの「大海酒造」が、毎年夏の時期にのみ出荷する限定酒です。毎年違う造り方にチャレンジしています。今年の芋焼酎は、さつまいもの特徴を最大限に引き出せるよう造られています。白麹にコガネセンガンを使用した常圧蒸留とスタンダードな仕込みですが、香りや味わいを引き出すために麹の割合を多くして芋の醪を低温でじっくりと発酵させています!ロックはもちろん、暑い夏だからこそのお湯割りもおすすめです。さつまいも本来の甘さやコクをお楽しみください。